子供のイヤイヤ期。どう対処すれば？

今回は、3歳の子供が突入する「イヤイヤ期」についてお話しします。この時期は親も子供もストレスがたまりがちですが、適切な声かけや気持ちの持ち方を実践することで、より円滑に乗り越えることができます。以下、親の方が実践しやすい方法をご紹介します。

理解と共感

イヤイヤ期は、子供が自己主張し、独立心を育む大切な時期です。子供の気持ちや考えに共感し、理解しましょう。「なぜそれが欲しいの？」や「どうしてそれが嫌なの？」と聞くことで、子供の立場を理解し、コミュニケーションを深めることができます。

子供に選択肢を与えることで、彼らにコントロール感を持たせることができます。例えば、服を着替えるときに「このTシャツか、あのシャツ、どちらがいい？」と尋ねることで、子供は自分で決断し、協力しやすくなります。

イヤイヤ期の子供は、何事も自分のペースで行いたがります。計画的に行動することで、余裕を持てるようになるでしょう。出かける前に早めに起きて準備するなど、急がないように工夫しましょう。この点はなかなか簡単にはいかないと思いますが、時間に余裕が出来ると心にも余裕がうまれます。

子供がわがままを言うと、ついイライラしてしまうこともあります。しかし、冷静な声かけが大切です。自分の感情をコントロールし、怒らずに事態を収拾しましょう。

しかし、感情をコントロールするのは簡単なことではありません。
以下の方法を試してみると良いかもしれません。

・深呼吸をする
子供のわがままや挑戦的な態度に対してイライラが湧いてきたら、深呼吸をしましょう。ゆっくりと息を吸って、数秒間保持し、ゆっくりと吐き出します。これにより、冷静さを保つのに役立ちます。

・タイムアウトを活用する
自分がイライラしすぎて感情を抑えるのが難しい場合、自分自身にタイムアウトを取ることができます。子供に安全な場所で数分間一人で過ごす時間を設け、感情を整理しましょう。これにより、感情を爆発させずに済みます。

・言葉の選択に注意する
イライラしているときには、子供に対して攻撃的な言葉を使わないようにしましょう。感情を表現する方法として、「私は〇〇ちゃんのこと大好きだけれど、今は少しイライラしているの。一緒に問題を解決しよう。」（又は「少し待ってくれる」）といった、建設的な言葉を使います。

・休息とセルフケア
育児は大変な仕事で、イライラが蓄積されやすいものです。規則的な休息とセルフケアを忘れずに行いましょう。友達と過ごす、趣味に没頭する、短い散歩をするなど、自分自身をリフレッシュさせる時間を持つことが大切です。

・目標をリアルに設定する
子供の行動を完璧にコントロールしようとせず、リアリティを忘れないようにしましょう。子供はまだ発達段階にあることを理解し、時にはトライアンドエラーが必要なことを受け入れましょう。目標は常に最善を尽くすことであり、完璧さではありません。

良い行動に対してポジティブなフィードバックを与えることで、子供は望ましい行動を続けるようになります。褒め言葉やハグ、ご褒美を使って、子供に自信を持たせ、協力意欲を高めましょう。

イヤイヤ期は一時的なもので、子供が成長する過程で重要な段階です。親の愛情と忍耐、適切なアプローチを持って乗り越えれば、より強い絆が築かれることでしょう。親子の関係を大切にし、子供の成長を楽しんでください！